シュノーケリングはダイビングより手軽でライセンスも必要なく、お子様からシニア層まで気軽に楽しめるマリンスポーツです。しかし、手軽さゆえに安全に対する意識が低くなりシュノーケリングによる悲しい事故が毎年のように発生しています。

そこで今回は個人で海を楽しむ場合に最も気をつけて欲しい海のことについてお話したいと思います。

危険1:誤った道具の使い方による溺れやケガ

シュノーケリングでは、シュノーケル・マスク・フィンの3点セットと呼ばれる道具を使いますが、使い方に慣れないと手軽なシュノーケリングでも海水を誤飲して事故に繋がります。事前に練習したり、事故を防ぐための知識をツアーに参加して教えてもらうことが大切ですね。

また、素足で岩場のビーチを歩く観光客をよく目にします。サンゴの欠片、岩盤、水中生物などでケガをする可能性が高いため、素足でシュノーケリングするのは避けましょう。

危険2:浮具の未着用による溺れ

宮古島は水温が高いことから、場所によっては水着でもシュノーケリングを楽しむことができます。しかし肌の露出が多い分、日焼けによる火傷、危険生物や岩場などに接触して怪我をしてしまうリスクが高くなってきます。初心者の場合、水中で怪我をしてしまうとパニックに陥ってしまうことも少なくありません。

シュノーケリング

ある程度慣れるまでは、体を保護する意味でもウェットスーツを着用するようにしましょう。また、ウェットスーツは生地の内部に気泡があるため、沈もうと思っても沈めない程の浮力があります。疲れたときに、足ひれでキックせずとも浮いていられる浮力を確保することは安全面においてとても大切です。

危険3:水中の危険生物

何だか変わった魚だなー、キレイだなー、と安易に触るのはとても危険です。沖縄というと綺麗な海やビーチということばかりに気がいってしまいがちですが、実は危険な生物がたくさんいて危険と常に背中合わせということもあります。猛毒を持つ水中生物も浅い場所に生息していることを覚えておくことも必要です。

宮古島でも空港やホテルなど、至るところでこのようなポスターが貼ってありますので目を通して下さいね。一番大切なことは、「自分から手を出さない」こと。人間が何かしない限り襲ってくることは滅多にありません。むやみに水中生物に触るのはやめましょう。

危険4:体調不良や飲酒して海に入る

水中では予想以上に体力を消耗してしまいます。そのため、体調を万全に整えた上で海に向かうようにしましょう。せっかく旅行に来たのだから…と無理は禁物です。

また飲酒も厳禁です。飲酒運転が禁止されているのと同様、アルコールにより判断力が低下するため思わぬ事故を引き起こす原因になります。飲んだら海に入らない!を厳守して下さい。

そして寝不足も大敵です。波酔いや頭痛の要因になるため、前日はしっかり睡眠を取りましょう。シュノーケリング後も十分水分と休息を取って下さいね。

危険5:海のルールとマナーを守るためのスキル

シュノーケリングをしていると残念なことに、フィン(足ひれ)でサンゴの上に立っているひとを見かけます。その時は声をかけさせてもらっていますが、サンゴは生物であり魚たちの棲み処でもあります。

フィンキックで簡単に折れてしまうデリケートな生物です。シュノーケリング中に水面で休憩する場合は、浮き方を知る必要があります。また正しい泳ぎ方をツアーに参加して教えてもらうことで、効率よく安全に楽しむことができます。

最大の危険6:海の流れについて

海には色々な『流れ』があります。暖流と寒流、黒潮と親潮のように大きく日本近海を巡る海流や、潮の干満で発生する潮流など。遠い昔なので忘れましたが確か小学校高学年あたりで習いましたかね? その海の流れの中でも海水浴やシュノーケリングに一番影響度の高い『離岸流』についてお話していきます。

離岸流その① リップカレント(Rip current)

皆さんは、離岸流(りがんりゅう)という沖へむかう水の流れを知っていますか? リップカレントともよばれています。波は砕けて流れにかわり、その流れは波打ち際に沿って流れ、ある場所から沖に向かって流れます。これが離岸流です。この流れにのってしまうと、どんどん沖へ流されてしまいます。(Rip=裂け目 Current=流れ)

リップカレントの特徴と見つけ方

  1. 海底の砂が巻き上げられて海水が濁っている。周りの色と違う
  2. 波が砕けたあとにできる泡やゴミなどの浮遊物が沖に向かって流れている
  3. 波が穏やかでも表面がザワザワと動いている
  4. 近くにライフセーバーや監視員がいるビーチなら危険な場所と安全な場所を聞く

離岸流は海岸線が長く遠浅の海で発生しやすいです。堤防や漁港など海岸から沖に突出した構造物に沿って離岸流が強く発生することもあります。

離岸流その② リーフカレント(Reef current)

離岸流はどこの海岸でも起こる可能性があるのですが、特にサンゴ礁海域では”リーフカレント”と呼ばれる特有の離岸流が発生しやすいのです。沖縄などのサンゴ礁海域は、陸地とそれを環状に囲む外側のサンゴ礁(外礁 がいしょう:アウトリーフ)と、陸地と外礁の内側にある海域(礁池 しょうち:インリーフ)から成っています。その外礁の切れ目から沖に向かって発生する強い流れがリーフカレントです。

礁池にはサンゴ礁や熱帯魚がたくさん生息しているため、シュノーケリングに夢中になっている間にリーフカレントに巻き込まれてしまい、沖に流される事故が発生しています。(Reef=礁 Current=流れ)

リーフカレントの特徴と見つけ方

  1. サンゴの切れ目
  2. 波が立っていない
  3. 近くにライフセーバーや監視員がいるビーチなら危険な場所と安全な場所を聞く

リーフカレントは潮の干満で起こりますが、その他に風やうねりでも起こります。珊瑚礁の地形は複雑なので単純に流れを見つけることは困難ですから事前に情報を集めて海に入って下さい。

Google map引用

もしも離岸流に流されてしまったら。とって欲しい行動は3つ

あってはならないことですが、万が一に備え3つのことを覚えておいてください。

  1. まずは落ち着く=流れに逆らって泳ごうとしない
  2. 考える=助けを呼ぶか、自力で戻る方法を考える
  3. 行動する=助けを呼ぶ、泳いで戻る

離岸流の流れに逆らって泳ぐことは、トップスイマーでも難しいと言われているほどです。流されてパニックを起こすと事故に繋がりやすくなります。自分にどのくらいの体力が残っているか、しばらく浮いていられるか、泳いで岸までもどれるか、考えてから行動しましょう。

離岸流から脱出する方法

  1. 泳ぎが得意なひと・・・ビーチに向かって斜め45℃に泳ぐ
  2. 泳ぎがあまり得意ではない、又は疲れているひと・・・ビーチに対して平行に泳いで波が砕けているとことまで移動。その後ビーチに向かって泳ぐ。疲れて泳げない場合は、助けを呼んでしばらく浮いて待つ

流れが弱くなる所まである程度自然に流されて、真横に泳いでから浜へ戻るのも一つの方法です。流されて不安を感じたら、早めに助けを求めて下さい。

離岸流に流されないために

①一番の予防策は離岸流が発生しやすい場所で泳がない

海水浴やシュノーケリングをする際にはリーフカレントが発生しやすい場所、または安全な場所をライフセイバーや地元の方などに事前に確認してください。また、遊泳禁止区域で泳がないこと。看板など設置してある場所は危険ですので必ず守ってください。

②泳いでいる時は、常に自分の位置を確認しましょう

泳いでいると魚やサンゴを見つけたいあまり、つい夢中になってしまうものです。スタート地点や目標物を確認しながら泳ぐことで、流されているかどうかも分かるはずです。もしも横方向に流されていたら、一度ビーチに上がって入りなおしましょう。常に自分の位置を確認することを忘れなければ、流されてしまう事を防ぐことができます。

③波浪警報が出ている時は海に入らない

当然のことですが波が高い日に海で泳ぐことは危険行為です。台風の後などは特に危険なので警報が出ている時は海に入らないようにして下さい。宮古島の海は逃げません!また宮古島にリベンジしに来て下さいね。

④一人で海に入らない

一人では助けを呼ぶこともできません。海に入るときは二人以上で常に一緒に行動しましょう。そして休憩もとることが大切です。海で泳ぐのは想像以上に疲れてしまうので、1時間程度を目安に休憩しながら楽しんで下さいね。

初めてのシュノーケリングはツアー参加をお勧めします

個人で道具を持って泳ぎに行くのと、シュノーケリングツアーに参加するとでは、何が違うの?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるはずですので、当店のシュノーケリングツアーを例にご紹介していきたいと思います。

宮古島シュノーケリング

必要な器材は全てコミコミ価格

シュノーケリングに必要な道具は、シュノーケル、潜水用ゴーグル、足ひれ(フィン)の3点が最低でも必要です。その他に大切なのがウェットスーツ。当店のツアー料金には、3点セットとウェットスーツのレンタル代が含まれています。当店では、浮力確保と泳ぎやすさを考慮してウェットスーツを着用して頂く他に、浮き輪も必ず携行します。個人で器材を準備せずとも水着を着てタオルを持って集合場所に行くだけです。

安全管理

暖かくなると海で起きた悲しいニュースを毎年のように目にします。事故の多くはパニックになってしまったことが原因です。特に初心者の場合予想外の事態が発生するとパニックになってしまいやすいです。例えばシュノーケルの中に水が入ったり、大きな魚が泳いできただけでパニックになってしまうこともあります。

シュノーケリングの経験が浅い人や、未経験の場合はダイビングショップのツアーを利用することをお勧めします。シュノーケルをする前に必ずインストラクターから器材の使い方や泳ぎ方、注意点などの説明があります。

浅瀬で透明度が高く一見安全そうに見える場所でも、海にはさまざまな危険が潜んでいます。普段海に入る機会が少ないひとにとって海を目の前にして、ここが安全か安全ではないかの判断も難しいことだと思いますし、単独行動による事故防止にも繋がります。ダイビングショップのツアーなら安心安全にシュノーケリングを楽しむ事が出来ます。

その日のベストビーチをチョイスします

宮古島が初来島、シュノーケルはあまりやったことがない、という方はどのビーチに行けば楽しめるのか分かりませんよね。ダイビングショップのツアーなら、その日の天候で風向きや潮の干満などを考慮してベストなポイントを選びます。

ガイドをするインストラクターは、そのポイントにどんな生物やサンゴが生息しているか熟知していますので、たくさんの魚と戯れたい、サンゴの群生が見たい、ウミガメに逢いたいなどリクエストしてみてください。きっと宮古島の海に感動するはずです。

無料レンタルカメラ

当店ではもれなく水中カメラの無料レンタルをご用意しています。インストラクターが記念撮影も致します。宮古島でシュノーケリングした思い出を、たくさん撮ってお持ち帰り下さい。

ご自宅に帰って余韻に浸るのもよし、暫くたってから見返すのもよし。感動したらひとに話したくなりますよね。InstagramやFacebookなどのSNSに投稿するのは勿論、ご家族やお友達に写真を見せて宮古島の海を教えてあげて下さい。

シャワー代わりにお湯をご用意しております。

簡易シャワー

宮古島のシュノーケリングスポットの多くは、海水浴場などではなく自然のままのビーチとなりますので、ちゃんとしたシャワー設備がありません。

そのため代用の簡易シャワーとしてペットボトルにお湯をご用意しております。個人でシュノーケリングに行く場合、ご自身で準備されるのは面倒ですよね。潮を流してから着替えてレンタカーに乗れますよ。

着替えも楽チン!お着替えポンチョをご用意しております。

ビーチで遊んだあと困るのが着替え。宮古島殆どのビーチには更衣室等がございません。濡れた水着のまま過ごすのは不快ですし、特に女性のゲストさまには切実な困りごとのひとつです。

そのため、当店ではお着替えポンチョをご用意しております。BIGサイズで車中よりも楽に着替えができるので、多くの女性のゲストさまから「助かる~」とご好評を頂いてます。

ご不安のある方、ストレスフリーで思いっきり楽しみたい方、私たちにお任せください!

今回は海の危険についてお話しましたが、普段海に入る機会の少ない方にとって判断するのは難しいことです。ですから過信せず、海は常に何があるか分からないという気持ちを持つことも大切です。

個人でシュノーケリングをする場合は必ず浮力のあるものを身につけて下さい。もし流されてしまったとしても浮いていられることが出来なかったら体力も消耗してしまいます。そしてシュノーケルの使い方、泳ぎ方もマスターして正しい知識も身につけてから泳ぎましょう。

BIGHOLIDAY-TRIPでは”あなた”が思いっきり楽しめる準備をしています!

  • 必要器材全て料金込みでご用意
  • 安全管理はお任せください
  • もしもの怪我の傷害保険も料金込み
  • ウミガメやニモなど見所たくさんのベストビーチをチョイス
  • 無料レンタルカメラでたくさん写しましょう
  • シャワー代わりのお湯と着替え用ポンチョをご用意
  • スタッフのスペシャルスマイル

シュノーケリングは宮古島の美しい水中世界を堪能できる魅力的なマリンレジャーです。是非、正しい知識を持って安全に楽しんで下さいね。

海での悲しい事故が起こらないことが、私たちダイビングサービスや海に携わる仕事をしている全ての人たちの願いです。宮古島の海で泳ぐなら、楽しい思い出を残して宮古島を好きになって欲しいと願っています。

宮古島シュノーケリング

2016.08.13

ABOUTこの記事をかいた人

BIGHOLIDAY-TRIPのチーフガイド。宮古島の海が好きすぎて10数年間勤めていた大手自動車メーカーを退職して移住。丁寧なインストラクションに特化していて不安のあるゲストさまもすぐに笑顔に!お子様からご年配まで人気のあるオールラウンダーで性格は穏やか。少し天然!?