今年はオス?メス? ウミガメの産卵シーズン突入

宮古島シュノーケリング

今日も空梅雨絶好調の宮古島からお送りします。

海は蒼く光り輝き真夏のような日差しが降り注いでいます。何だか急に暑くなって身体が追い付かない感じ…今年は猛暑になると長期予報が出ていました。温暖化が叫ばれる昨今、生態系への影響も深刻です。

そこで今回は、私たちが大好きなウミガメと温暖化について書きたいと思います。今日は大真面目な記事になりますよ。

温暖化でウミガメがメス化?! 温度とウミガメの因果関係

先日とある記事が目にとまり衝撃が走りました。「オーストラリア、グレート・バリア・リーフ北部のウミガメが99%メスに」という記事です。

何が衝撃かというと、メスばかりじゃ繁殖が進まず絶滅に追いやられてしまうということ。太平洋で最大の繁殖地でこの事態となれば他の地域も同じで世界規模の問題となることが予想されます。オスにとってはハーレム状態ですけど、交尾できないメスが増えると繁殖が減退しますよね。 日本の少子高齢化と一緒じゃないですか! これは大変!!

そもそもウミガメの性別はどうやって決まるのか?

産み落とされた卵は約2ヶ月で孵化します。27℃前後がもっとも適していると言われています。32℃以上になると文字通りゆで卵になり死んでしまいます。

ウミガメの性別は卵の時の温度で決まり29℃を境に高いとメス、低いとオスになるそうです。温暖化が進むと産卵場所の温度も高くなり、結果メスが増えるということになります。

ウミガメのオスとメスの見分け方

ウミガメは甲らの長さが80~90㎝、年齢は約25歳くらいで大人になります。性別を見た目で判断するのは難しいと言われていますが、80㎝以上になるとオスはしっぽが伸びて、メスは子どもと同じで短いまま。つまり80㎝以上で尾が長ければオス、短ければメスとなります。

それ以外のサイズのウミガメは、体に穴をあけて腹腔鏡を使って体内の生殖腺を調べる方法でないと分からないそうです。

ウミガメ

このウミガメ、結構ビックサイズだったので大人だと思うのですが、尻尾は短いままです。女のコなのかなー

産卵するメスは里帰りする

ほとんどのウミガメは同じ砂浜に戻ってきて産卵するそうです。しかし、他の砂浜に移動することもあるので、厳密には同じ砂浜というほどではないようです。その地域、海域に戻り産卵するとされています。何年間も広大な海を回遊し、成長したウミガメは自分の生まれ故郷に戻って恋のお相手を探し、産卵する。

そこで疑問に思うのはどうやって故郷に戻るのか?という点。

渡りや回遊をする動物の多くは、目に見えない地磁気を感じとって位置情報を得ているそうです。

地磁気(ちじき、英: geomagnetism、Earth’s magnetic field)は、地球が持つ磁性(磁気)である。及び、地磁気は、地球により生じる磁場(磁界)である。 磁場は、空間の各点で向きと大きさを持つ物理量(ベクトル場)である。

引用:wikipedia

海岸線の各地点には固有の磁気特性があり、ウミガメはこれを刷り込みによって覚え、故郷に帰るための体内コンパスにするということが最新の研究によって明らかになっています。だから正確に故郷に戻ることが出来るんですね。

野生の動物ってスゴイですよね。私が何も持たず知らない土地に取り残されたら…と思うと、どうする事も出来なくてただうろたえてると思います。

宮古島にも産卵地があります。

宮古島にはいくつか産卵地があります。私自身まだ見たことはないのですが、産卵した形跡、孵化したばかりの子ガメが沖に向かって泳ぐ姿の目撃情報もあります。

沖縄本島や慶良間諸島など産卵の観察ツアーを行っているところもありますが、宮古島は知る限りでは行っていません。もし見かけたとしても以下のことに注意しましょう。

  • ビーチでライトは照らさないでください
  • 大きな音を立てたり、大きな声を出さない
  • フラッシュやストロボ撮影は厳禁
  • ウミガメが産卵し始めるまでは近寄らない
  • ゴミは必ず持ち帰る
宮古島シュノーケリング

産卵シーズンは5~9月

産卵は1回だけではなく2~4回に分けて行います。一度に産む卵は100個ほどなので、そのシーズンに200~500個の卵を産みます。

産卵期は大体5~9月頃。正にこれからが産卵シーズンです。

産卵シーズンはメスが沿岸に集結!遭遇率が高くなります。

産卵しようと生まれ故郷に戻ってくるウミガメたちが増えることにより、ウミガメに逢える確率も上がります。みゃーくガメ(みゃーく=宮古島)に逢ってみたいですよね。

ウミガメは水族館でしか見ることができないのでは?思われがちですが、宮古島の美しい海にはよく野生のウミガメが訪れます。しかも運が良ければ近くで一緒に泳ぐことも可能です。多くの人がその夢を叶えようと宮古島に来島されます。

ウミガメと一緒に泳ぐ時のルールとマナー

ウミガメに逢いたいという熱い気持ちを持ってツアーに参加される方はとても多くいらっしゃいます。間近で見たい、写真を撮りたい、その気持ちもよく分かります。でもウミガメも私たちと同じ動物です。そこに住む動物たちへ敬意を払うこと、そしてマナーを持って観察して欲しいと思っています。そこでいくつかのルールとマナーをお伝えします。

  • 触らず
  • 近づきすぎず
  • 脅かさず

その他にもマナーとして以下を守ってくださいね。

  • ゴミは持ち帰る
  • 大切なのは、私たちが海にお邪魔させてもらっているという気持ち
宮古島シュノーケリング

 

今回はウミガメの生態についてご紹介してきました。

私たちもウミガメが大好きです。宮古島がウミガメにとって今後も住みやすい環境でありますように…

ABOUTこの記事をかいた人

BIGHOLIDAY-TRIPのチーフガイド。宮古島の海が好きすぎて10数年間勤めていた大手自動車メーカーを退職して移住。丁寧なインストラクションに特化していて不安のあるゲストさまもすぐに笑顔に!お子様からご年配まで人気のあるオールラウンダーで性格は穏やか。少し天然!?

こちらのコースもおすすめです